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山に捨てられた男、25歳童貞
第85話

原始人の宮崎→東京ヒッチハイクの旅〜2日目〜

みなさんこんにちは、こんばんは!

宮崎東京間ヒッチハイクの旅2日目のレポートをお送りします。

 

結果的に失敗と言わざるを得ない初日。目標の九州脱出からは程遠い、まさかの宮崎脱出失敗。その遅れを取り戻すべく、2日目はなんとしてでも九州脱出、あわよくば広島あたりまでコマを進めたいところと思っていました。

しかし、宮崎は朝から雨。ただでさえ難しい下道のヒッチハイクの難易度がさらに上がります。そこで、ある秘策を思いつきました。

とにかく目立つしかない。

 

オリジナルTシャツを身にまとうジョジョ松木

 

特製ヒッチハイクTシャツを作りました!これならきっと目に止まるに違いない!

というわけで、目的地方面の国道沿いに立つこと1時間。全く止まらない車に、やまない雨。松木の心が若干折れそうになっていたところで、天使のささやきが

「あの、途中のインターまでなら」

 

僕の目の前に神が舞い降りました。車の中で僕をみて、わざわざ近くの駐車場に車を停め、声をかけるために僕のところに歩いて来ていただいた方はすぎたさん!優しい女性の方でした。

学生時代も含め、数多くのヒッチハイクをしてきたジョジョ松木にとって、女性のドライバーさんが声をかけてくださるのは初めてです。まさに初体験です。もう童貞卒業でもいいですか?

 

そんなすぎたさん曰く、九州を抜けるのであれば大分を目指すよりも熊本方面を目指す方がいいとのこと。つまり、昨日までの僕の作戦はよろしくなかったというのです。

理由は、熊本を通るルートの方が、鹿児島から福岡を目指す人が多いので交通量も多いから。逆に大分へ抜けるルートはあまり使わないらしいのです。

僕はすぎたさんの言葉を信じ、ルートを変更して熊本方面から北上する作戦に変更しました。そして、この作戦変更が結果として2日目の大逆転劇を生むことになったのです。

 

宮崎PAで降ろしてもらいすぎたさんとお別れ。

 

 

お手洗いと自動販売機だけがある簡素なPA。ここで、熊本方面に向かう車を探します。

ここで僕はこれまでと違う方法でヒッチハイクに挑戦します。これまでは行きたい方向を書いたスケッチブックを掲げ、止まってくださった車に乗せてもらってました。今回からは思い切って、こちらから「どちらまで行きますか?」と声をかける作戦にしたいと思います。

数打ちゃ当たる。RYOTA.PRODUCEをご覧のみなさんならわかるかと思いますが、僕は声がけが本当に苦手です。そんな殻を破る時!というわけで早速実行。

 

案の定断られることが多いですが、それは特に問題ではありません。「車が全然来ない!」

車が来なけれがば声をかけることすらできません。無情にも過ぎ去る時間。

 

そんな時、2台の車がPAに入って来ました。このチャンスを逃してはいけない!

1台目、アウト

2台目、アウト

 

無念。

 

と思いきや、2台目のお姉さんがわざわざのど飴を持って労いに来てくれました。そこで行き先の相談。お姉さんが行きたいのは鹿児島の志布志市。僕が行きたいのは熊本方面。やはり逆です。

しかし、最終目的地は違えど、途中までは一緒。さらに滅多に車の来ない宮崎PAよりは大きなところにいた方がいいということで、、、

乗せていただくことになりました!!

 

 

乗せてくれたのは、いとうさん。とても優しいお姉さんでした。宮崎PAから山之口SAまで送っていただきました!

 

さっきまでと違い、小さいですが食堂もあるし売店もある!人も車も多い!ここで再び声かけ作戦発動です!

 

山之口SAが鹿児島に行く人と熊本に行く人が集まる場所ということもあり、目指す熊本行きの人がなかなか見つかりません。そして声かけすること1時間。ついに熊本行きの方が見つかりました!

まえはたさん、という男性の方に乗せていただくことになりました!到着したのは宮原SA。ジョジョ松木、初めての熊本県上陸です。

 

熊本でジョジョ立ちをするジョジョ松木

 

記念のジョジョ立ちをかまします。

 

さあ、ここからは波に乗って一気に福岡方面を目指します。

ここなら、方向が違うからと断られることも少ないし、確率はグンと上昇します。そして30分後。なかむらさんに乗せていただきました!

 

 

顔出し許可いただいてます。

福岡では一番栄えている古賀SAで降ろしてもらうことに。が、しかし。

道中の話が盛り上がりすぎて、二人ともナビに気づかず古賀SAをスルー(笑)その次の直方PAで降ろしてもらいました。とても楽しい車中でした(笑)

 

直方では福岡さんという女性の方に乗せていただき、到着したのはめかりPA。山口県下関は目の前です!

間近でみる関門橋にはしゃぐ僕。このあと待ち受ける地獄を知る由もなく

 

関門橋にはしゃぐジョジョ松木
下関の景色にはしゃぐジョジョ松木

 

めかりPAではなかなか車が捕まらず、時間だけが過ぎていきます。さらに陽もとっぷりと落ちて、あたりはすっかり真っ暗に。気がつけば、駐車場にも車は見当たらなくなりました。

ダメもとでカップルに声をかけます。彼氏さんの方はちょっと興味ありげの様子。

 

松木「どちらまで行かれますか?」

彼氏「広島っすw」

松木「あの〜差し支えなければ、乗せていただくことは・・・」

彼女「ごめんなさい」

松木「ですよね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」

 

そうなんですよ。カップルで来てるのに差し支えないわけないんですよ。そりゃそうなのに。わかっているのに。。。

心がぷっつりと折れる音が聞こえました。

 

そして本当に車がなくなりました。

駐車場に車が消えて、どれくらい経ったでしょうか。1台の車が停まりました。もうこれしかない!と思い切って声をかけます。

 

松木「あの、どちらまで行かれますか?」

谷口さん「大阪までだけど」

松木「差し支えなければ乗せていただくことはできますか?」

谷口さん「途中までなら」

 

ということで乗せていただきました!!

 

大阪までの長い旅路。途中で休み休みながら行くから、と言いつつ会話が弾み、気がつけば休憩は1回だけでなんと兵庫県西宮名塩SAまで送っていただきました!!!

その時間なんとおよそ6時間半!車中も会話が途切れることがなかったのであっという間でした!

 

ヒッチハイカーならば、車中は会話を途切れさせないが鉄則です。肝に銘じておきましょう。

 

 

というわけで、時刻は日付まわって、深夜の2時。

宮崎県から兵庫県まで総走行距離845km。初日の失敗を完全に挽回しました!

乗せていただいた6人のドライバーさん、本当にありがとうございました!

 

ちょっとだけサービスエリアで仮眠をとって、3日目スタートします!

▼この書籍について

山に捨てられた男、25歳童貞

小西玲太朗がコミュニティづくりのために購入した宮崎県のとある山。そこにたった1人で生活し、何もないところから開拓していく1人の青年「ジョジョ松木」の痛快開拓日誌。

連載期間
2017/11/4〜
ジャンル
ブログ