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まだ貧乏で消耗してるの?
-Chapter10-

アイデアは常に変化する 良い方にも悪い方にも!

 資本家はアイデアに従ってすべての行動を決定している。Day2、3でこんな話をした。アイデアとは「考え」「思いつき」「思想」という意味だ。

 

 そして、「利益を最大限に追求する」ことをアイデアとした企業が、考え、知ろうともしない貴方たちに何を仕掛けているかを、貴方の身近な例を挙げて説明してきた。

 

 実は、資本家の行動を決めるアイデアは不変ではない。

 

 企業が巨大化したり、支配する資本家が代替わりしたり、といったことをきっかけにアイデアも変化していく。

 

 例えばモンサントは「世界の飢餓を救うために」というアイデアを掲げ、遺伝子組み換え作物の必要を訴えた。

 

 最初は、本気で考えていたかもしれない。それは誰も否定できない。しかし、企業が巨大化し、年月が経った今、モンサントのアイデアは完全に利益追求となっている。

 

 現在、モンサントを支配する資本家のアイデアがそうであるからだ。

 国にもアイデアがある。

 戦後の日本は、国を復興させ、国民の生活を豊かにするというアイデアが明確にあった。

 

 そのアイデアのために制度を変え、沢山の企業が生まれた。そして企業家たちは、利益の6割も7割をも、喜んで国に税金として納めた。国が自分たちを豊かにするという明確なアイデアを持ち、収められた金はすべてそのために使われるのが分かっていたからだ。

 

 しかし今、国に税金を納めたがる企業家はいない。できれば1円も払いたくないと思っている。自分と国のアイデアが合わないからだ。納めても自分たちのためにならない。そう思えるからだ。

▼この書籍について

まだ貧乏で消耗してるの?

連載期間
2018/03/11
ジャンル
啓発