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まだ貧乏で消耗してるの?
-Chapter8-

貴方が大好きなあの店も 間違いなくその一員である事実

貴方のお気に入りの場所、スターバックスの話をしよう。

 

 落ち着ける空間。こだわりの飲み物と美味しい食品。お店はいつも清潔で店員もプライドを持ってきびきびと働いている。

 

 

 今、世界の各地で、遺伝子組み換え(GM)作物のボイコット運動が起こっている。生き物(作物)が本来持つ遺伝子を勝手に人工操作して、通常の自然界には存在しない作物に作り変えられた食べ物を拒否する運動だ。

 

 遺伝子組み換え作物の種で90%の世界シェアを持つモンサントのおひざ元、アメリカにおいても、遺伝子組み換え(GM)作物に反対する活動が行われている。例えば2016年、米バーモント州では、遺伝子組み換え食品の表示が義務化される法案が可決された。

 

 モンサントは、これに対して猛烈に反発した。当然だ。今まで「知らない」がゆえに平気で遺伝子組み換え食品を口にしていた、「安さ」を追い求めていた人々が、目を覚ましてしまうからだ。

 

 そして、この猛反対の運動に、意外な応援が表れる。そう、貴方の大好きなスターバックスだ。スターバックスは、このモンサント社の反対運動を支援すると発表した。

 

 これが何を意味するのか。どんな人間でも容易に想像がつく。

 

 遺伝子組み換え食品の表示が義務化されれば、あのスターバックスのこだわりの飲み物や食品の表面に「遺伝子組み換え食品使用中」の表示をしなければならなくなるからだ。

 

 

 モンサントの工場の社員食堂では、遺伝子組み換え食品が使われていないという。

 正確な知識を持つ社員たちを相手に、遺伝子組み換え食品を提供するのが難しかったということなのだろう。

 

 世界で一番遺伝子組み換え食品を口にしているのは、日本人であるという統計もある。

 

 日本ほど、遺伝子組み換え食品に対して甘い国はない、という事のひどくわかりやすい証明だ。たぶん背景にはモンサント=米国政府の力も働いているかもしれない。

 

 貴方も、そしてたぶん、スターバックスで笑顔で働く店員たちも知らない事実だ。

 

 しかし、頭を使い、調べればすぐに分かる事実でもある。

▼この書籍について

まだ貧乏で消耗してるの?

連載期間
2018/03/11
ジャンル
啓発