Journal

まだ貧乏で消耗してるの?
-Chapter9-

売る側であっても 罪を感じないですむ構造

 遺伝子組み換えの食品を売る。

 動かさないで太らせ、油を注入した肉を売る。

 毒農薬漬けの作物を売る。

 

 買う方の無知に大きな責任があるのはもちろんのことだが、売る側の良心は痛まないのだろうか。

もちろん痛まない。貴方同様、貴方の直接売る役割をこなしている店や企業、あるいは店員も知らないことだから。さらに言えば、自分が店頭で売っている製品の原料がどこから来て、どのように作られたものなのか、興味さえ持っていないし、知る必要も感じていない。知らないのだから、罪の意識も感じない。

 

 つまり、事業家側(企業、店、店員)も、貴方同様、何も知らないまま、資本家が利益を上げるための道具にされているということだ。

 

 「そんなひどいものを売っているなんて、知らされていない」

 

 事実を知った人なら、そんなことを言うかもしれない。しかしそれは間違いだ。資本家が自ら自分の利益を損なうような情報を貴方たちに流すことなど考えられない。

 

 情報は、こちらから獲得しに行かなければ、永遠に貴方の者にはならない。

 すべてのものを疑ってかかれ、というのではない。

 貴方の目の前にあるそれが、いったいどこから来たのかをきちんと考えることが必要なのだ。

▼この書籍について

まだ貧乏で消耗してるの?

連載期間
2018/03/11
ジャンル
啓発