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能ある社畜 独立前夜の企て
-Chapter24-

描いた目標を忘れないためのルーティン(3)

理念とビジョンがしっかりしていれば、プライドさえ乗り越えられる

 僕は12歳の時に「世界を変えたい」と思い、ミュージシャンになりたいと考えた。そのためのステップの第一歩としてデザイナーになり、その後は夢をつかむための軍資金となるお金を作ることに四苦八苦してきた。借金まみれになって家さえ失ったこともある。そんなどん底の時代は、女の子の家を転々として、ご飯を食べさせてもらったり、泊めてもらったりしていた。


 はたから見れば、恥ずかしい、情けないヤツだということは十分に分かっていた。だけど僕は、戦い続けられる状況でいることのほうが重要だと知っていたのだ。僕はプライドの高い男だけど、その時はそんなプライドが入る余地すらなかった。なぜか。経済的に復活するという目標と、そのためのビジョンがしっかりとあったからだ。


 もしも目標とビジョンが明確でなく、あるいは強いものでなかったら、つまらないプライドに負けて、さらに借金を増やしていたかもしれない。あんなにがむしゃらに働かなかったかもしれない。僕がどん底から這い上がれたのは、ビジョンを忘れることがなかったからだと、はっきり言える。


 自分でビジネスを始めると、すごく良い時もすごく悪い時も経験することになる。何度だって繰り返すが、その時に最も大切なことは、理念とビジョンを生み出した、あなたの最初の気持ちを忘れないことだ。

▼この書籍について

能ある社畜 独立前夜の企て

連載期間
2018/02/11
ジャンル
啓発