量子の世界観では意識が存在をつくることが確認されている。素粒子が振動しているかしていないかの差が現象を左右しているわけだけど、”意識“がひも状の素粒子を振動させて非存在を存在に変える。この真実は、僕らの世界が意識で作られている事の証明をしているわけだけど、人類の世界観としては物理世界に最も信頼が厚いから意識して量子的に存在したものを受け入れるって凄く難しい。でも、もしも災害や事故や病気や争いで失った大切な人すらも、目を閉じて思い浮かべた姿がただの映像ではなく量子的に本当に存在しているとするのなら、そのイメージという映像(光=Light)を観て、胸が熱くなったりするその感情もやっぱり本物で。物理空間上から消えてなくなってしまった存在だって、イメージするだけで情報空間上に本当に蘇らせることが可能だったとしたら、僕らは会いたい人に会いたい時に、何度だって会いに行ける。心の中に生きている存在、ってよく言うけれど、本当にそれは存在しているんだなって思うと素敵だし、多くの悲しみを拭える凄い概念じゃないかって思って。この楽曲は、ある恋人同士の物語でそれを伝えられたらと綴った物語です。